柘榴
自分で自分をずっと下に見てるし、誰にも負けないものなんてひとつもない。
それでも案外、忘れたいことばかりでは無いし、自分のことは大事だ。
誰かの夢を見る。
それは悪夢であり、歪んだ幻想に身を委ねた喜劇で
思い出したくないことを思い出させ、忘れたくないことを自覚させる
他でもない私の話だ
覚束ない思考で見渡す其れは私では無い。
病んだ気でまた心で縋る
そんな自分が嫌いで、堪らなく愛おしい。
傲慢で無様な私を誰が知るだろうか
伝えたいことはいつも伝わらないままに
私の中身は